2021/03/12 20:52

茨城ほしいものはじまり

 茨城県でのほしいも製造は、那珂湊(現ひたちなか市)で始まりました。湊町のせんべい屋・湯浅藤七が1908年にほしいもの製造を始め、同じ頃、那珂湊にほど近い阿字ヶ浦(現ひたちなか市)の小池吉兵衛もほしいも製造を始めました。この二人の人物のほしいも栽培・加工方法により、茨城のほしいも造りが広まったそうです。阿字ヶ浦(現市)にある堀出神社(ほりでじんじゃ)には、小池吉兵衛の胸像もまつられています。

掘出神社

ほしいも神社

 令和元年(2019年)には、掘出神社内に末社として、『ほしいも神社』が創建されました。
 ほしいもをイメージした黄金色の鳥居が立ち並び、全国でも珍しい黄金神社として注目を集めています。地域にほしいもを広め、研究などを行った宮崎利七、湯浅藤七、小池吉兵衛、大和田熊太郎、白土松吉の5人を祭っています。

ほしいも神社

日本一!茨城のほしいも

 戦前から有名な産地であったのは静岡県でしたが、1955年頃から茨城県がほしいもの生産シェア首位を占めるようになり、現在、茨城県は国内のほしいもの生産シェア9割をしめています。